移動平均線のゴールデンクロスは勝てるのか?(1)

手法検証

概要

FX手法の定番である移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロス。

移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスについて書かれているサイトでは、過去の終値から求められた平均値なので、「売買サインが出た時にはすでに遅すぎる」と言われている手法です。

今回は、本当に勝つことは出来ないのか、EA化してみて試してみたいと思います。

ゴールデンクロス・デッドクロスとは?

ゴールデンクロスとは

移動平均線におけるゴールデンクロスとは、短期移動平均線が中長期移動平均線を下から上に突き抜ける現象のこと。トレンドが下降基調から上昇基調へ転換することを示し、買いのシグナルとして利用されます。

デッドクロスとは

移動平均線におけるデッドデンクロスとは、短期移動平均線が中長期移動平均線を上から下に突き抜ける現象のこと。トレンドが上昇基調から下降基調へ転換することを示し、売りのシグナルとして利用されます。

エントリー

ロングエントリー

期間25の単純移動平均線が期間75の単純移動平均線を確定足で上抜けた時にエントリーします。

ショートエントリー

期間25の単純移動平均線が期間75の単純移動平均線を確定足で下抜けた時にエントリーします。

決済

ロング決済

期間25の単純移動平均線が期間75の単純移動平均線を確定足で下抜けた時に決済します。

ショート決済

期間25の単純移動平均線が期間75の単純移動平均線を確定足で上抜けた時に決済します。

その他の仕様

通貨ペアはUSD/JPY

時間足は5分足

初期証拠金は日本円で1,000,000円

ロットは0.01(1000通貨)

スプレッドは10(1pips)

利益確定幅は60pips

損切り幅は60pips

新しい足(バー)が出来た時に1度だけエントリー、決済の判断を行います。

ロング1ポジション、ショート1ポジション、両建て時に最大で2ポジションエントリーします。

検証結果

2018年~2022年の5年間のバックテストで検証してみました。

怒涛の右肩下がりの資産曲線ですね・・・

やはりそんなに甘くはないようです。 笑

ところどころには調子の良い期間があるので、苦手な値動きの時を回避すれば少しは改善するかもしれません。

どのような値動きの時に弱いのか調べてみました。

分かってはいましたが、やはりレンジで往復ビンタを食らっていました。 笑

この辺りを対策すれば少しは改善するかもしれませんね。

まとめ

移動平均線を使った手法を検索すれば必ず出て来るゴールデンクロス、デッドクロス。

手法はシンプルな方が良いとよく聞きますが、さすがにシンプル過ぎるのも優位性はなさそうです。

次回は他の時間足だとどのような結果になるか検証してみたいと思います。

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