概要
前回、通貨ペアUSD/JPYの、15分、30分、1時間、4時間、日足で検証したMACDを使ったEA。
今回は、ロングエントリーの場合はMACDとシグナルのクロスがある程度0より低い位置で起こった場合(ショートエントリーはこの逆。)にどのような結果になるか検証してみたいと思います。
どの程度の位置でクロスするかの判断は、MACDの値は短期EMAー長期EMAとのことなので、MACDの値をpips換算することによって行いたいと思います。
前回の検証はこちら。
エントリー
ロングエントリー
MACDのシグナルが設定値以下の時、MACDの値が確定足でシグナルの値を上抜けた時にエントリーします。
ショートエントリー
MACDのシグナルが設定値以上の時、MACDの値が確定足でシグナルの値を下抜けた時にエントリーします。
決済
ロング決済
MACDの値が確定足でシグナルの値を下抜けた時に利益確定決済、または、損切り決済します。
ショート決済
MACDの値が確定足でシグナルの値を上抜けた時に利益確定決済、または、損切り決済します。
その他の仕様
通貨ペアはUSD/JPY
時間足は5分、15分、30分、1時間、4時間、日足
初期証拠金は日本円で1,000,000円
ロットは0.01(1000通貨)
スプレッドは10(1pips)
新しい足(バー)が出来た時に1度だけエントリー、決済の判断を行います。
ロング1ポジション、ショート1ポジション、両建て時に最大で2ポジションエントリーします。
検証結果
各時間足、2018年~2022年の5年間のバックテストで検証してみました。
5分足
ロングの場合にMACDのシグナルが-50pips(ショートはこの逆。)
15分足
ロングの場合にMACDのシグナルが-61pips(ショートはこの逆。)
30分足
ロングの場合にMACDのシグナルが-49pips(ショートはこの逆。)
1時間足
ロングの場合にMACDのシグナルが-44pips(ショートはこの逆。)
4時間足
ロングの場合にMACDのシグナルが0pips(ショートはこの逆。)
日足
ロングの場合にMACDのシグナルが-47pips(ショートはこの逆。)
まとめ
ん~、なんか微妙な結果ですねー
それぞれの時間足で一番良さげな最適値でこんな感じです・・・
もうちょっとマシな結果になると思っていたのですが、ちゃんと利益がでる設定値となるとあまりにもトレード回数が少ない・・・
教科書的なただクロスしただけでダメならそれなりの位置でのクロスだとと思ったのですが、こんなにダメな結果になるとは思ってもみませんでした。
やはりインジケータ―1つで勝とうなんで甘いですねw
唯一4時間足だけまだマシな結果となりましたが、最後の方はあまり思わしくない結果です。
いろいろな手法をブログに書き留め始めて改めて分かったのですが、やはりよく言われるように時間足が長い方が結果が良くなる傾向がありますね。
次回は、今回試した機能にトレーリングストップを追加すればどのような結果になるか試してみたいと思います。
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