概要
前回、各時間足でトレーリングストップ機能を追加して検証した移動平均線のパーフェクトオーダー。
ゴールデンクロス、デッドクロスと違いが分かるよう同じ1時間足で、他の通貨ペアがどのような結果になるのか検証してみました。
今回はUSD/JPYと比較しやすいように、まずはトレーリングストップ機能なしでの検証となります。
前回の検証はこちら。
エントリー
ロングエントリー
期間25の単純移動平均線＞期間75の単純移動平均線＞期間200の単純移動平均線が確定足で成立した時にエントリーします。
ショートエントリー
期間25の単純移動平均線＜期間75の単純移動平均線＜期間200の単純移動平均線が確定足で成立した時にエントリーします。
決済
ロング決済
期間25の単純移動平均線＞期間75の単純移動平均線＞期間200の単純移動平均線が確定足で成立しなくなった時に決済します。
ショート決済
期間25の単純移動平均線＜期間75の単純移動平均線＜期間200の単純移動平均線が確定足で成立しなくなった時に決済します。
その他の仕様
通貨ペアはEUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPY、EUR/GBP
時間足は1時間足
初期証拠金は日本円で1,000,000円
ロットは0.01（1000通貨）
スプレッドは10（1pips）
利益確定幅は60pips
損切り幅は60pips
新しい足（バー）が出来た時に1度だけエントリー、決済の判断を行います。
ロング1ポジション、ショート1ポジション、両建て時に最大で2ポジションエントリーします。
検証結果
各通貨ペア、2018年～2022年の5年間のバックテストで検証してみました。
EUR/USD
以前に検証したUSD/JPYと比べると後半が正反対に悪い結果になっています。
EUR/JPY
なんか微妙なグラフを描いてますね。
GBP/USD
これは期待出来そうなグラフを描いていますね。
一工夫加えると期待出来そうな予感が・・・
GBP/JPY
こちらも一工夫加えるとなんか良くなりそうな感じが・・・
EUR/GBP
ゴールデンクロス、デッドクロスの時と同じく怒涛の右肩下がり。 笑
パーフェクトオーダーもトレンドをとらえる手法なので、レンジしやすい通貨ペアでは惨憺たる結果です。
まとめ
パーフェクトオーダーもゴールデンクロス、デッドクロスと同じくトレンドをとらえる手法なので、EUR/USD、GBP/USDのようなドルストレートや、EUR/JPY、GBP/JPYのようなクロス円のトレンドが発生しやすい通貨ペアは良い結果が出やすい傾向があり、反対にEUR/GBPのようなレンジを形成しやすい通貨ペアは思わしくない結果となりました。
次回は期待が持てそうな通貨ペアが、ある程度利益が乗ったところで、その利益を確保出来るようにトレーリングストップ機能を追加する事によって、どの程度結果が改善するか検証してみたいと思います。
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